アマにそしてコンピュータに門戸開放する将棋連盟は、大山、升田の時代の
「創造芸」集団から機械にもできる模倣技集団へと成り下がる。
門戸開放は目に見える部分のみがもてはやされ、評価されているようだが、やがて
関門をくぐり抜けたものにのみ許される芸事を模倣技へと落とし込む行為となる。
目先の利く人は、目に見えるもの、向こう受けするものには敏感だが
目に見えない部分にもそれ以上に大事なことが隠れていることを忘れてはならない。
どこの世界でも、目先の利く、賢いトップが後でつけをはらわされるような
ことをしでかしていることを忘れないで欲しい。自動車、証券、スーパー、家電
とくに、目先にとらわれ、金を判断材料に入れることが間違いを招く元凶となる。
極論すれば、好きなことをしているのだから金に縁が無くてもかまわない志のある者のみに許されるのが
芸。
トップに立つものは、自分にとって耳の痛い意見に蓋をするのではなく、耳を貸し、やらせてみる姿勢は必要。
「ファンのため」という大義名分は「己のための」代名詞。
連盟は棋士のためのもの、「ファンのため」という大義名分で
自分にとって耳の痛い意見を持つ人を腐らせてはいけない。
事が順調に進捗することが大事なのではなく、組織が活性化することが大事。
Yes Man の賛成なんて、前例の模倣にしか役に立たない。
自分にとって耳の痛い意見を採り入れる度量があって初めて、組織は活性化する。
あなたでなくても他の人でできることはすべて任せて、(手柄はくれてやれ。忙しすぎることは自慢にならない。)
なにもせずに、20年先のことを考えて舵取りして下さい。
機械への門戸開放と金が儲かることの延長線上に連想するものはICチップを脳に埋め込み
サイボーグ化した機士
人に称賛を受け、向こう受けのすることを良しとする価値観ではできないことがある。
金も、名もいらぬ、馬鹿でなければ(小細工をしない、なにもしない、という)偉大なことはできない。
藤沢奇声(夜中に騒がず)、将棋界に一言お願いします。
| 升田幸三 |
わたしは将棋は創作だと考えている。何はともあれ、一歩先に出た方が勝つ。
もし一局ごとに新手を出す棋士があれば、彼は不敗の名人になれる。
その差はたとえ1秒の何分の一でもいい。
専門家というものは、日夜新しい手段を発見するまでに苦しまねばならぬ |
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| 升田幸三 |
ぼくには、不利だ、不可能だといわれるものに挑戦する性癖がある。
全部が全部成功するわけではないけれどそれが新型になり、新手を生み、つまり将棋の進歩につながる。
他の人は安全に先を考えるから先輩の模倣を選ぶ |